「あること」とは・・・
「次のプレーをイメージする」こと。
サッカーやフットサルでは、トラップしてから、
「さあ、どんなプレーをしよう」
と考えていたのでは、すぐにボールを奪われてしまいます。
ボールをトラップする時には、すでに、次のプレーがイメージできていなければなりません。
例えば、
パスを出すのか、ドリブルするのか?
パスなら、ダイレクトか、ワントラップするのか?
ドリブルなら、どんなフェイントをかけるのか?
トラップとは、
イメージしたプレーができる場所にボールを置く技術なんです。
(このことは、入門書などにもよく書いてあるので、ご存知かもしれませんね。)
そして、次のプレーをイメージするために大切なのは、
「周りを見る」こと。
ボールの無いときに、周りを見て
情報収集しておきます
では、具体的に何を
イメージするのか?
◆ドリブルかパスか?◆
「自分の前にスペースがあればドリブル、なければパス」
単純ですね~(^_^;)
最初は難しく考えず、こんな基準で選べばOKです。
◆ドリブル◆
ドリブルで突破するのなら、「スピードで突破」、「フェイントを使う」など、
「どんな抜き方をするのか?」
をイメージします。
そして、そのプレーがしやすい位置にトラップします。
◆パス◆
パスには、大まかに言って、4つの選択肢があります。
1.相手DFラインの裏へのパス
2.味方FWへのパス(ポストプレー)
3.横パス
4.バックパス
この中から、
「ゴールの確率が高いもの」を優先的に選択していきます。
つまり、この順番ですね。
もちろん、これが全てではありません。試合では、色々なことが起こるので・・・
でも、試合で活躍する人は、こういったことをトラップする前にイメージしているんです。
続いて、何を
見るのか?
周りを見る作業には、
「観察」と
「確認」があります。
◆観察◆
「観察」とは、ボールを持っていない時に、周囲の状況を見ておくこと。
観察ポイントは、次の2つ。
1.相手選手の特徴
例えば、
・DFの苦手な選手→どんどんドリブルを仕掛ける。
・ヘディングの苦手な選手→ロングボールを使う。
・パスのうまい選手→前にパスを出させないようにマークする。
・スピードのある選手→スペースを与えない。
・前に出るキーパー→ロングシュートを狙ってみる。
2.↑こういった選手が、どのポジションにいるか
例えば、
・右サイドのDFが1対1に弱い→右サイドへ優先的にパスを出す。
・トップ下の選手がパスがうまい→マークするチームメイトに指示を出す。
この2点を
観察すれば、
次のプレーをイメージしやくすなります(・∀・)
◆確認◆
「確認」とは、
・トラップする前に、首を振って、マークの位置を確認する。
・味方が走っているか、ルックアップして確認する。
など、
イメージしたプレーが、
実行可能かどうかを確認する作業です。
対人パスなどの練習で、トラップする前に首を振っている人を見かけませんか?
あれは、
「確認」の練習です。
「観察」の練習ではないので、勘違いしないようにしましょう。
つまり、次のプレーをイメージする流れは、
観察 →
次のプレーのイメージ →
確認 → 実行
となります。
そして、一番大切なのは、
「ゴールを奪う」という意識。
ゴールを意識すれば、
「積極的なイメージ」、
「積極的な観察」が、おのずとできる様になります(^ー゚)b
ある試合でのワンシーンですが、私の頭の中は、こんな風になっていました。
「
次のプレーをイメージする」ことの参考になればと思います。